僕の住む阪神地区は、川歩きを始める者にとっては素晴らしい場所だ。
北側に山、南側に海があり、大きな川はすべて北から南に向かって流れている。そしてその川を横切るように阪神・JR・阪急の3社の電車が東西に走っており、大きな川の近くには駅があることが多い。途中で区切りをつけやすいのだ。

つまり阪神から北に向かって川沿いを歩き、JR路線付近までたどり着けば、いったん帰宅しても後日JRで中断エリアまですぐに向かうことができるというわけだ。そのうえ駅付近にバスロータリーがあるケースが多く、他の電車の路線とつながっていたり、駅と離れた場所にもバスで行くことができる。川歩き最強エリアなのだ。
そして今回は芦屋川を阪神の芦屋駅から海に向かって歩いてみた。
結論から話すと思ったより楽しかった

阪神芦屋駅は芦屋川の真上にホームがあるまさに川歩きにぴったりな駅である。早速海に向かって歩いてみる。

芦の枯れ草のようなものが沢山ある!さすが芦屋川。
早速川沿いまで下ろうと階段を探すと階段脇にこのような看板が……

なんじゃこりゃ(; ・`д・´)
秀逸かつ面を食らう看板の脇にある階段を降り、川に向かう。
近くで見てみると結構水量が少ない。冬はこのような感じなのだろうか、ちょっと寂しい。

反対側をみると海とその向こうに紀伊山地が見える。川沿いの道は芝生になっていて歩きやすい。お散歩ぴったり川である。あっ画面中央にあまり見慣れない鳥が(゚д゚)!!

近づくとススっと動いてあまり上手に写真でとれなかった。AIに確認してもらうとハクセキレイという名前らしい。珍しい鳥にさっそく出くわし、ルンルンで川を下ると

このあたりから急激に水量が減少。地中とかに流れて行ってるのだろうか……
ここはまだかろうじて水はあるが

少し進むと完全に水はなくなってしまった。途中まで川が流れていたのに何とも不思議である。

水のない川の反対側に目を向けると、いろんな形の松の木がたくさん並んでいた。
本来松の木はまっすぐ伸びるそうだが、海風にさらされた松の木や、人間が手のくわえたものはくねくねと曲がって育つらしい。今回の散歩では面白い形の松の木がたくさん見れた。木マニアになってもいいかもしれない。

海岸線のすぐそばまでくると急に磯の香りが、そして踏みしめる地面も砂浜のようなきめ細かい砂になってきた。写真を撮り損ねたが、ここから先左側へ曲がるとどんどん前に進める様子。
もう芦屋川ではないが、せっかくなので行けるところまで南下し、一面の海の景色を見ようと思い立った。

先へ進むと六甲山地がきれいに見える。そして手前には気になる柵が

お辞儀をした、お化粧ばっちり作業員の頭に鉄パイプがつながっている。そして顎の下に直で足につながっており、耳元をよく見るとピンク色のピアスが…… いろいろと個性的な柵である。鋼の錬金術師の犬と女の子を一緒にしたやつを思い起こさせた。

そして海には芦屋川の主役であるカモを発見した。写真写りが悪いが肉眼でははっきりとカモと確認できた。カモかも?とは思わなかった。

その先へ進むと芦屋市総合公園という場所へ到達。駐車場がある大きな公園で、まあまあにぎわっていたため、誰かが映りこみそうであまり写真が取れなかった。とにかく海を目指しやみくもに南へ歩いた。出せる写真と言えばこれくらい。何をどうすればいいのかわからず写真を撮ってしまった。

そして目的の場所へ到達。きれいな瀬戸内海を見ることができた。そして海の向こう側にある、紀伊山地の峰々がはっきりと見える。河口から見える景色がこれだったらよかったのに。まあ阪神地区ではよくある景色ではあるので10秒ほどで踵を返した。

違う道を通って河口へ戻ろうとすると大阪の街並みがきれいに見える場所を発見。数100mの建物が数キロ先でこんなにはっきりと見れるのはちょっと不思議に感じる。

そして河口に戻る道すがらに変な石板が「古今東西にんげんみなちょぼちょぼや」と書かれてある。ちょぼちょぼ?意味は分からないがとりあえず謙虚な気持ちにさせられる一文である。

芦屋川川沿いの公園へ向かうとこのようなものが、これはぬえ塚というものらしい。平安時代、源頼政というすごい武士が倒したぬえという妖怪がここまで流れ着き、お墓を立てた場所に石碑を立てたそう。

ちなみに僕は大変歴史好きなのだが、好きなポイントに一つに歴史上の人物や出来事が本当の事なのか作り話なのかよくわからない所にある。
源頼政という人物は、平家全盛の時代に源氏で唯一ブイブイ言わせながらも、天皇の親戚以仁王の「平家を倒せ!」との命令に従って平家と戦い戦死した人物だ。以仁王の命令に従って平家を倒したのが武士の時代を作った源頼朝であり、その後は割愛するが今の日本に確実につながっている。日本史の全体を通してみると、きっと源頼政もいたんだろうなと思うが、ぬえを倒したとか言われると平安時代そのものがすべてでたらめなことのようにも思える。でたらめと確実のマリアージュがとっても面白い

駅の方向へ進むと、カモを発見!主役をきれいに撮れた

最後に川から阪神芦屋駅の北側の写真を撮って終了。次回はこの川を上っていくことになる。

想定していたより楽しかった上に書くことがいっぱいあった。なんなら結構カットしたぐらいである。川に集中して歩くこともできたし初めてにしては上々な気がする。ではまた今度。